オンライン英会話には良いところと、悪いところもあるんだよね?
やってみたい気持ちはあるんだけど、自分に合っているのかまだ決めかねてるんだよね。ちょっと高いけど、英会話教室に通った方が良いのかなぁって。
ひげさんは実際に始めてみてどう?
仰るとおり、オンライン英会話にはメリットだけでなくデメリットもあります。
講師30名、合計30時間ほどのレッスンを受けた段階で色々と見えてきた部分がありますので、今回はオンライン英会話のメリット・デメリットをズラズラっと挙げていきますね。
こちらの記事では、オンライン英会話に関する不安を徹底的に解消していこうという趣旨でお伝えしましたね。
メリットをしっかりと理解したうえで、デメリットは補いながら上手に活用することで学習効果を最大限に高めることができます。
ぜひ参考にしてください!
- オンライン英会話に興味がある
- オンライン英会話のメリット・デメリットを知りたい
- 自分に合った英語学習法なのかを見極めたい
もくじ
まずはオンライン英会話を利用した学習方法のメリットを8つ選んでみましたので、紹介します!
授業料が圧倒的に安い
スクール型の英会話教室であれば、相場はマンツーマンで40分 5,000円ほどと言われています。
さらに追加として、入会費や教材費がかかります。
オーダーメイドのコーチング方式が売りのR社やP社は、月額15~20万円ほど掛かります。
それに比べオンライン英会話は、月額6,500円前後が相場。
入会費や教材費もかからず、この金額を支払えばレッスンは受け放題となります。
1日2回レッスンを受けたとすると、1回あたりの授業料は実に100円程度。
受ければ受けるほど、お得になります。
レッスンで必要となる教材には、基本的に追加料金は掛かりません。
以上の理由から、価格面で考えるならオンライン英会話はもっともコストパフォーマンスの高い英語学習方法だと断言できます。
時間と場所に捕らわれずレッスンを受けられる
職場の休憩中でも、旅行先でも。
スマホやタブレットさえあればいつでも、どこでもレッスンを受けられるのがオンライン英会話の大きな利点です。
1レッスンは25分程度なので、ちょっとしたスキマ時間でも充分に受講可能です。
またレッスンは早朝から深夜まで受けることができます。
なかにはネイティブキャンプのように、24時間レッスンを受けられるサービスも。
生活サイクルに最も合わせやすい学習法と言って良いでしょう。
マンツーマンでレッスンを受けられる
スクール型の英会話教室をマンツーマンで受けるとなると、その分かなり高額になります。
一方、オンライン英会話ではマンツーマンが基本です。
マンツーマンレッスンには以下の利点があります。
- 他の生徒がいないので、発声する頻度が格段に高くなる
- 気軽に質問ができる
- 周囲を気にしなくて良いので恥ずかしさが軽減する
短期間で一気に英語力を伸ばすには、マンツーマンでの講義が最適です。
オンライン英会話のシステムは、効率的に学習を進める最短距離となるでしょう。
発話の量を確保できる
私たち日本人は学校教育において
- 文法
- 読解
- 単語
などの基礎は、しっかりと時間を割いて学習してきました。
ところが実際に外国人を相手に話す機会は、あまりなかったのではないでしょうか。
日本の学習者に絶対的に不足しているのが発話の量なのです。
オンライン英会話では講師とマンツーマンで授業を行うことで、必然的に英語を発話する機会が激増します。
ある講師に聞いたのですが、講師たちは
生徒:講師で『7:3』くらいの割合
で話してもらうことを意識して、会話をしているのだそうです。
オンライン英会話を1ヶ月も続ければ、あなたは今までの人生で経験したことのない量を話すことになるはずです。
講師を自由に選べる
スクール型の授業では、講師は自動的に割り振られます。
一方オンライン英会話では、国籍・男女や年齢で検索をかけ、講師を選ぶことができます。
選び方は、本当にあなた次第。
たとえば
- イギリス英語を学びたいからイギリスの講師を選ぶ
- ビジネスで使えるフォーマルな英語を学びたいので、ビジネス経験の豊かな講師を選ぶ
- 単純に若い女性と話すのが好きなので、20代の女性講師を選ぶ
といった使い方もできます。
毎回お気に入りの講師のレッスンを受けても良いですし、毎回新しい講師との出会いを求めても良いですね。
英語を使ってコミュニケーションを楽しめる
英語はあくまでコミュニケーションツールであり、大切なのは英語を道具として使って何かをすることです。
要するに使ってなんぼ。
日本で英語を学習する問題点として挙げられるのが、英語を話す機会がなかなかないということです。
その点オンライン英会話を使えば、英語を話す機会が日本にいながら得られます。
これは大きなメリットと言えますね。
様々な国の講師と話せる
オンライン英会話を通じ、たくさんの国の人と話せるのも魅力のひとつです。
ネイティブキャンプでは100ヶ国以上の講師が在籍しています。
たとえば先日はアルバニアの講師とフリートークをしました。
「アルバニアについての知識がまったくない」と正直に言ったところ、嫌な顔を一切せず文化や観光スポットについて色々教えてくれました。
非常に興味深かったので、いつか訪れてみたいと思っています。
このように、日本で普通に生活しているだけでは出会わないような方と話せて、さまざまな情報を教えてもらえるのが利点のひとつでしょう。
一口に英語と言っても、実際に話されている英語はネイティブの綺麗な発音だけではありません。
- インド英語
- シンガポール英語
- オーストラリア英語
など、すべて異なった特色を持っています。
これからあなたがグローバルな視点をもち、世界と渡りあっていくのであれば様々な国の英語が理解できることは大きな武器となります。
そのためにも、バリエーション豊かな英語に触れられ、より実践的な英語を身につけることがオンライン英会話では可能となるのです。
『フリートーク』も選択できる
スクール型の英会話教室では、講師と自由に会話を楽しむ時間はなかなか取れないはずです。
その点、オンライン英会話では『フリートーク』も選択可能。
仕事で疲れて帰ったあとにガチガチの授業を受けるのはちょっと…という気分のときにも、フリートークであれば気軽に出来るのではないでしょうか。
オンライン英会話のデメリット8選
さて、オンライン英会話のメリットについてはご理解いただけたでしょうか。
続いてオンラインならではのデメリットも8個選んでみましたので、紹介します!
放任主義
一度登録を済ませれば、基本的に野放しとなるのがオンライン英会話の世界です。強制されることは一切ありません。
たとえば
- 自分に合ったコースや教材を見つける
- 目標を設定し、カリキュラムをつくる
- どのくらいのペースで授業を受けるか考える
などの全てを自分で考え、淡々とこなしていかなくてはいけないのです。
いくらサボっても怒られないですし、自由度は高くてもモチベーションを保ちずらいという欠点となります。
モチベーションを落とさないためにはしっかりと目標を設定し、自分を律する心構えが必要です。
とはいえ、ひとりで当てもなく継続していくのはなかなか難しいもの。
日本人カウンセラーによる学習相談を受けられるサービスもあります。
自分に合ったコースや教材について相談してみるのも良いでしょう。
リアルな英会話とは感覚が異なる
オンライン英会話の宿命とも言える部分ですね。
カメラやスピーカーを通してやり取りする英会話は、実際のリアルな英会話と感覚の面で若干異なるのです。
たとえばリアルな英会話では、以下が求められます。
- 相手の細かい表情やジェスチャー、仕草などをふまえた意思の疎通
- まわりの雑音があるなかでの会話
- 音量やトーンなど、相手に合わせた肌感覚でのコミュニケーション
こういった部分は、オンライン英会話では越えられない壁となります。
オンラインで基礎を身につけたうえで、実践的に経験していくことが求められるでしょう。
講師の質がバラバラ
こちらもオンラインという業態である以上、避けては通れない難点です。
各サービスでは『講師採用率1%!』とうたっていたり、厳しい口コミ評価に晒されたりと講師のクオリティを保つ努力はしています。
それでもやはり、スクール型の英会話教室に比べ講師のクオリティに差があることは確かです。
私はまだ講師について不快な思いをしたことはありませんが、講師のなかには
- 会話のなかのちょっとしたミスにも気付いてくれて、指摘してくれる講師
- お小遣い稼ぎのつもりで、流しながら会話の相手をするだけの講師
など、色々なタイプと出会うこともあるでしょう。
言語を話せるからいって、教えられるとは限りません。日本語でもそうですね。
オンライン英会話は実践の場であり、イチから手取り足取り教えてくれる場所ではないと割り切る姿勢が必要なのかもしれません。
安定した通信状況が求められる
オンラインで全てが完結する以上、ネット環境によって快適度が左右されます。
たとえば私の家のネット回線は、時々不安定になるという欠点があります。
通信状況が安定しないときには音声に遅延があったり、フリーズしたりしてしまいます。
オンラインでの会話において、これは致命的。
対面での会話にはないストレスとなります。
授業を受ける際には安定した通信環境のある場所を確保しましょう。
英語学習の仲間を作りづらい
英会話スクールに通う大きなメリットとして、生徒同士の繋がりが挙げられます。
切磋琢磨し合う仲間との出会いは、モチベーションを保つ上で大きな要素となるでしょう。グループワークなどで刺激を与え合うこともできます。
その点オンライン英会話は、基本的にひとりで完結するもの。
とはいえサービスによっては定期的に会員向けのイベントを開催しているところもありますし、Twitterなどで英語学習者と繋がるのもひとつの手でしょう。
ネイティブの講師は争奪戦
ネイティブ講師の授業は非ネイティブよりも予約に必要なコインが高いうえ、予約はすぐに埋まってしまいます。
日本人講師の授業も、比較的取りずらいと聞きますね。
とはいえ世界の英語話者のうち、ネイティブスピーカーはたった25%。
英語を話す人の75%はノンネイティブなのです。
講師は皆ネイティブ並に流暢な英語を話します。
「いきなりネイティブと話すのは緊張する」タイプの方にとっては問題ないはずです。
フィリピン人講師がメイン
ほとんどのサービスでは、フィリピン人の講師が大半を占めます。
これは考え方によってはデメリットと言えるかもしれません。
それでも数多くのフィリピン人講師と接してきましたが、総じて
- つねに笑顔を絶やさず、話しやすい雰囲気を作りだしてくれる
- ネイティブスピーカーと遜色ないような英会話表現や、発音をしている
- 同じアジア人として日本には親しみを持ってくれている
といった印象を受ける講師ばかりです。
笑顔を絶やさず温かくて辛抱強い国民性は、英語講師の理想にガッチリとはまりますね。
お気に入り講師の授業を受けにくい
一度受けて相性が良いと感じた講師を『お気に入り』に登録することができます。
予約すれば確実に授業を受けられますが、コインが必要となります。
『今すぐレッスン可能』の講師で気軽に授業を受けることは向いていますが、ひとりの講師とじっくり向き合うスタイルだとどうしても出費がかさんでしまいますね。
ネイティブキャンプ が間違いなくおすすめです。
100ヶ国以上の講師と24時間、いつでもどこでもレッスンを受けることができます。
講師の質も良く、コストパフォーマンス面で抜群です!
ネイティブキャンプをおすすめする理由についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
オンライン英会話のメリット・デメリットをそれぞれお伝えしてきました。
メリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑える学習環境や心構えを準備しておきましょう。
英語を話せるようになるために一番大切なのは、継続することです。
そして継続するための一番良い方法は、「英語を生活の一部」にしてしまうことです。
- 英語に接していることが楽しい
- 英語を聞いているのが普通
- 日常的に英語で考え、聞き、話している
のように、英語に関係することを生活にどんどん取り入れていきましょう。
オンライン英会話の最大の効果とは、英語を生活の一部にできることだと思っています。
時間や場所の制約はなく、思い立ったときすぐに外国人と話せる環境。
ネットの発展により、少し前では考えられなかったようなメソッドが手軽に手に入る時代となりました。
あなたも一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!