皆さまこんにちは!
そしてご無沙汰しております。
しばらく旅に出ていたのですが、戻って参りました。
ひげさん久しぶり!
しばらく会えなくて寂しかったよ!
ぴよさん、またご一緒に英語を学び、楽しんでいきましょうね!
それでは本日の話題に参りましょう。
肩の力を抜いて、気軽に楽しめるトピックです。
皆さまは『Engrish』というサイトをご存知でしょうか?
もくじ
『Engrish』はこちらのサイトです(英語のみ)。
簡単にいうとEngrishは、世界のさまざまな場所で見つけた「ヘンな」英語を投稿するサイトです。
アジア圏からの投稿が多いですが、意外なことに英語ネイティブのはずのオーストラリアからの投稿もありました。
日本人がよく間違える『L』と『R』。
Englishのlとrを入れ替えたサイト名は、よくある間違えの皮肉ということですね。
あなたも海外旅行をしたときに、変な日本語の看板や、おかしな日本語が書いてあるTシャツを見たことがあるのではないでしょうか?
なんともいえない違和感が、面白く感じられたはず。
こんなやつですね。タトゥーはさらに大変です 笑
その英語版がEngrishというわけですね。
管理人のセンスでつけられたタイトルがなかなか秀逸なので、そのまま紹介していきたいと思います。
アメリカンジョークの皮肉的な部分を学ぶにも、なかなか良い教材ですよ。
それでは早速、世界各国から投稿された「ヘンな」英語たちを紹介していきます!
まずは写真をよく見て、どこがおかしいのかを考えてみましょう。
そのうえで、正しい英語はどうするべきかも考えていくと勉強になりますよ。
投稿されたオリジナルのタイトル・日本語訳とともにお届けします。
① They’ll never catch you. 決してキャッチはしてくれません。
直訳すると「気をつけながら転んで、倒れてください」。
倒れることは前提なんですね 笑
言いたいことは分かるのですが…。
② Thank goodness I’m stuck in the past… 過去に捉えられてて助かった…。
こちらは日本から。
The future is dangerous. Don’t go any further please.
未来は危険です。これ以上進まないでください。
タイムトラベラーからの警告でしょうか。
ちなみに「この先危険」と言いたいとき、海外では「Danger ahead」という注意書きがよく用いられます。
③ I was conceived in a head-on collision. 私は正面衝突によって授かりました。
英語のできる人の多いインドからも。
90% of all people are caused by ACCIDENTS.
90%もの人はアクシデントにより生まれている。
なんとなく想像はつくかもしれませんが、タイトルの「正面衝突」というのは下ネタです。
こちらは主語が抜けてしまったことにより、全く違う意味になってしまった例ですね。
90% of peoples death are caused by ACCIDENTS
亡くなった人の90%は交通事故が原因です。
とすれば意味が通るはずです。
④ And yet we keep selling them… しかし私たちはこの商品を売り続けます。
こちらは中国から。
PIECE OF SHIT。
適当に英訳をつけたのがバレちゃったパターンですね 笑
死皮挑が何をあらわすかは定かではありませんが(爪の甘皮取りでしょうか?)、
ごみ、役立たず、粗悪品 といった英訳にはならないはずです。
タイトルにある通り、ゴミだと思っていながらも売り続けるのは中国人の商売根性なのでしょうか。
⑤ By Order 命令です。
次もインドから。
Eating carpet strictly prohibited.
カーペットを食べることは禁止です。
下の方に「by order(命令です)」とも付け足されてます。
インドは過去に数ヶ月旅したことがありますが、カーペットを食べる人には会ったことはないですね。
恐らく文字数の関係で短縮せざるを得なかったのかもしれませんが、
Eating on the carpet is strictly prohibited.
カーペットの上で物を食べないでください。
が正解でしょう。
⑥ I blame myself… きっと私のせいだ…。
次はオーストラリアのアジア食品店から。
This freezer is out of control.
この冷蔵庫は手に負えません。
out of control は手に負えない・制御不能といった意味になります。
中身を吐き出す・逆に温めるなどの暴走を繰り返し、手を焼いているのでしょうか。
伝えたいのはきっと、 out of order (故障中)ということでしょう。
⑦ Looks legit… ちゃんとした本物に見えるけど…。
つづいて中国から。
これはちょっと…。
日本語訳するのがはばかられるほどの差別表現が、チップ&デールの可愛いイラストとともに
記載されています。
黒人に対する、いわゆる「Nワード」ですね。
その下には©Disneyの刻印が、堂々と印字されています。
どこをどう間違って、この文章となったのでしょうか。
⑧ One major slip, and…
次も安定の中国から。
Caution Democracy.
民主主義に注意。
すべらないように注意するのかと思いきやですね。
ちなみに中国は一応社会主義国。
民主主義に陥ると転倒の恐れがあるという、シニカルな警告なのでしょうか。
⑨ Coke will have that effect on you… コーラはこの効果をあなたにもたらすでしょう。
次はタイのサムイ島から。
コーラの広告です。
Pee soon.
すぐにおしっこが出る。
広告を出す意味が、果たしてあるのでしょうか。
⑩ Please check pockets for children 子供のためにポケットをチェックしましょう。
服の裏地にあったタグをよく見ると…
Wash inside out. 裏表を逆にして洗ってください。
Remove Child before washing. 洗濯前に、子供を取り出してください。
記事の下には追記として「Do not iron children under 12(12歳以下の子供にはアイロンをかけないで)」
と書かれていました。
ポケットに入れたティッシュに気付かず一緒に洗濯したことはあるけど、子供を一緒に洗濯してしまうことも注意しないとですね…。
⑪ Cafeteria Sign カフェのよくある注意書き
つづいて台湾から。
Please keep chair on position & keep table cleaned after dying.
死んだ後には、イスをもとの場所に戻してテーブルを綺麗にしてください。
その後の
Thank you for your corporation (ご協力ありがとうございます)
がジワジワきます。
after dining (食後)が正解でしょう。
⑫ Miss Urine Tester USA ミス尿検査器USA
これはもう、タイトルにある通りです。
「文字入りTシャツを買うときには、内容をしっかり確認しなきゃ」という教訓を我々に与えてくれますね。
⑬ Diarrhoea 下痢
こちらは日本の女性向け雑誌からだそうです。
せっかくおしゃれな感じで撮ったのに、下痢Tシャツではかわいそうですね…。
ちなみにその後の英文でもしっかり説明が続いているこだわりよう。
せっかくなので見てみましょう。隠れている最後の一文も気になりますが…。
feces are discharged from the bowels frequently 糞尿が頻繁に腸から排出されます
⑭ Damn kids… 子供の野郎…
またまた中国から。
Kids sucks.
子供は最低。
ほのぼのとした子供とワンちゃんがシュールですね。
正解はもちろん Kids socks(子供用靴下)でしょう。
一文字変わるだけで全然違う意味になってしまうのが、面白いですね。
⑮ Employee complaints are down. 従業員の文句は受け付けません。
日本から。
If you have any trouble, please feel free to hang your employees.
何か困ったことがありましたら、お気兼ねなくあなたの従業員を吊るしてください。
お気軽に吊るされたのでは、店内には壁に掛けられた従業員たちがどんどん増えてしまいますね…。
恐らくこれは「声掛け( call )」をそのまま英訳しようとしたのではないでしょうか。
⑯ Tell me your pharmacist doesn’t respect you without telling me… 薬剤師があなたを尊重していないことを、直接言う以外の方法で伝える。
タイトルが長いですが。
Swallow WHORE.
飲め、アバズレ!
キャプションには「Did you take your meds, bitch?(薬飲んだか、ビッチ?)」とも付け足されてます。
単純に患者が気に食わなかったのかもしれませんが、恐らく
Swallow whole (全部飲んでください)
と間違えたのだと思われます。
⑰ I feel I can trust Light Gary… ライトギャリーのほうが信用できそう。
どこかのAmazonから。
おそらく帽子の色が「Dark Gray」と「Light Gray」ということなのでしょうが、
イラストの感じからもどちらのGaryが良いかを選ぶ感じになってしまっていますね。
Dark Gary は影があり、過去にトラウマを抱えていそうなので私も選ぶとすればLight Gary でしょうか。
さて、今回はEngrishというサイトから、『街で見つけた面白い「ヘンな」英語17選』をお届けしました。
いかがでしたでしょうか。
悪気はないはずなのに超ブラックな意味になってしまっていたり、意図せず下ネタになってしまっていたり…。
さらに都合の悪いことに、紹介したほとんどがビジネス目的で発行されたもの。
簡単には撤回できないところが私たちからすると面白いですが、当事者は大変ですね。
でも、皆さんもウカウカはしていられません。
英語表記のある服を着るときには、書いてある内容をしっかり確認してからにしましょう。
さもないと次はあなたが『Engrish』に投稿されるかも…笑。
最後までお読みいただきありがとうございました!