今年(2020年)は新型コロナの影響で難しいけど、来年あたり海外旅行に行きたいと思ってるんだ! ぼくは日本から出たことないから…。
ひげさんは世界一周してるんだよね。
海外旅行に行くために、どれくらい英語力って必要なんだと思う?
たしかに2020年は旅行業界にとって大変な年になっていますね。
1日も早く、もとの世界に戻ることを願っております。
さて、海外旅行に必要な英語力ですが、私は中学レベルの英語力があれば充分だと思っております。
バックパッカーとして世界一周をした経験から、正直な実感をお伝えしたいと思います。
- 海外旅行に行けるぐらいの英語力を身につけたい
- 海外旅行に行っても困らない英語はどのくらいのレベルか知りたい
- 海外旅行で使えるフレーズを知りたい
もくじ
そっかー。
ぼくは「海外旅行に行くのは、しっかり英語を喋れるようになってから!」って思っていたんだけど、それはあまり意味ないのかな。
えぇ、旅行をモチベーションにして英語学習を頑張るのは素晴らしい心掛けです。
もちろん英語力が高ければ高いほど、旅行で得られるものは多くなるはず。ただし、英語力が足かせとなって旅行に行けずにいるのなら、少しもったいないと思います。
中学レベルの英語力があれば、海外旅行に行っても困らない理由を5つお伝えしますね。
使う英語は限られているから
海外旅行で実際に使う英語は、かなり限られたものです。
なぜなら『英語が求められる場面』は限定されていて、そう多くはないからです。
たとえば以下の場面では、英語を話すことが基本的に求められます。
- 入国審査
- タクシー
- 道に迷ったとき
- ホテルのチェックイン・チェックアウト
- バスのチケット購入
これらの場面での会話パターンはある程度決まっていますので、頻出フレーズをまるごと覚えてしまいましょう。
後ほど会話例とフレーズを紹介します。
情報が簡単に手に入るから
インターネットが発達するまでの海外旅行は、今より難しいものでした。
空港からのアクセス・観光名所までの経路・美味しいレストランなどを求めて、ガイドブックを片手に右往左往。
現地の人のアシストを受ける機会は多く、英語を使うことも多かったです。
その点現在は事前に調べられる範囲が増え、精度の高い情報を現地で手に入れることも可能になりました。
英語ができなくても、より自由に海外旅行ができる時代となっているのです。
便利なツールが助けてくれるから
現代は、旅先での英会話を助けてくれる便利なツールがたくさんありますね。
たとえば
- Google翻訳
- 指差し会話帳
- ポケトーク
などです。
なにより大切なのは「伝えたい」という気持ちです。
思いを伝えるために利用できるツールは、どんどん利用して良いのではないでしょうか。
中学レベルの英語力で会話のほとんどが成り立つから
中学レベルの文法と単語力があれば、旅行や日常会話で困ることはほぼないはずです。
中学で習う英単語2000語で、日常の英会話のうち80%がカバーできるというデータがあります。
英語のスキルだけがコミュニケーションではないから
英語がペラペラに話せるからといって、相手と円滑にコミュニーケーションが取れるとは限りません。
コミュニケーションには笑顔や態度などの、ボディランゲージも大切になるからです。
旅行で現地の人と話をする機会があるかもしれません。
その時もっとも大切なのは相手をリスペクトする気持ちであり、相手を知ろうとする熱意です。
言葉だけではなく、表情や仕草など体全体からあふれてくる部分が大切です。
たとえば私がバックパッカーで世界一周をした2009年当時、私の英語力はそれほど高くなく、深い話になるとほとんど理解できませんでした。
TOEICでいうと700点に満たないレベルです。
それでも詐欺など大きなトラブルにあうことなく充実した旅ができたのは、現地の方々へのリスペクトを第一に考えていたからだと思っています。
ではあなたが海外旅行を楽しめる英語レベルに達するため、どのような学習をすれば良いのでしょうか。
海外旅行に必要な英語のスキルは、下記3つとなります。
- リスニング力
- スピーキング力
- 語彙力
それぞれ、どのようにして英語力を伸ばしていくのかを紹介します。
海外旅行においてもっとも重要になるのが、リスニング力です。
なぜなら相手の言ったことを正確に聞き取ることさえ出来れば、旅行中の大半のトラブルは避けられるからです。
たとえば
- 予約していた飛行機がキャンセルになり、空港近くのホテルで次のフライトまで過ごさないといけない
- ホテルでダブルブッキングがあり、他の部屋を探す必要がある
など、旅にありがちなトラブル。
相手の言っていることさえ正確に理解できれば、状況を把握したうえで冷静な対応ができるはずです。
そこで分かったふりをしてしまうと、詐欺商品を買わされてしまうなどのトラブルにつながります。
リスニング力を高める練習としておすすめなのが、ディクテーションです。
ディクテーションは相手の言ったことを書き起こし、リスニングの精度を高めるトレーニング。
こちらの記事で詳しく紹介していますので、宜しければ参考にしてみてください。
スピーキング力を伸ばすためには、次章で紹介する海外旅行で話す英語フレーズを覚えましょう。
海外旅行で英語を話す必要のある場面は限られているので、パターンを覚えてしまえば応用が可能だからです。
その際、状況に応じてパッと英語を口に出す力があると、より理想的。
そんな時におすすめの練習法が、『瞬間英作文トレーニング』です。
『瞬間英作文』は、日本語を見たあと瞬時に英語を言うトレーニング法。1秒以上考えず、即座に英文を発するのがポイントです。
簡単な日本文でも、瞬時に英文にしようとすると意外と難しいものです。
自分の英語のクセや弱点を知る、非常に効果的なトレーニング方法となります。
瞬間英作文トレーニングに最適な教材を紹介いたしますね。
海外旅行に特化したテキストです。
さまざまな場面の絵を見て瞬時に英文をつくるトレーニングができます。比較的初級者向け。
『瞬間英作文』を一般的にする火付け役となったのがこちらの教材です。
左ページに日本文、右ページに英文が載っているシンプルなつくりで、サクサクと学習をすすめられます。
いざ英語にしようと思うと、かんたんな文でも意外と難しいことに気付くのではないでしょうか。
『瞬間英作文』は、英語の語順に慣れるために非常に効果的な学習法です!
覚えている単語の数が多ければ多いほど、海外旅行のコミュニケーションで困ることは少なくなります。
最低限、単語のみで意図が伝わるからです。
たとえば旅行中
「財布を盗まれた」
と警察に伝えたいとき、
「wallet, stolen 」
という単語が最低限出てくれば、伝えたいことは伝わるということです。
こちらの記事では語彙数、つまり単語の覚え方について説明しています。
では、実際に海外旅行で使う機会の多いフレーズにはどのようなものがあるのでしょうか。
シチュエーション別にQ&Aの会話例を紹介いたします。
- May I see your passport? パスポートを見せてください
- What’s the purpose of your visit? 入国の目的はなんですか?
- Business or pleasure? 仕事ですか、それとも観光ですか。
- How long are you going to stay? 滞在期間はどれくらいですか?
- Here you go. どうぞ、こちらです。
- I’m here for sightseeing. 観光のために来ました。
- I’m on vacation. 休暇で来ました。
- For five days. 5日間滞在します。
- Where should we go? どちらまでですか?
- Where is your destination? 目的地はどちらですか?
- Would you like to take the expressway? 高速道路を使いますか?
- Hi. I have two pieces of luggage. Could you put them in the trunk? こんにちは。ふたつ荷物があるのですが、トランクに入れていただけますか?
- Can you take me to the City Hotel,please? シティホテルまでお願いします。
- Can you start the meter? メーターをつけてもらえますか?
- How much does that cost to the City Hotel? シティホテルまではいくらかかりますか?(事前に料金を決める場合)
タクシーを利用する際の注意点として、海外のタクシーは乗る前に料金を交渉するタイプが多いということです。
事前にメーター式かどうかを確認し、メーター式でなければ目的地までの料金を確認(交渉)しましょう。
- Excuse me, How can I get to the City Hotel ? すみません、シティホテルまではどうやって行けば良いですか?
- Could you tell me the way to the City Hotel? シティホテルまでの道を教えていただけますか。
- I think I’m lost. 道に迷ってしまったようです。
- I see. You can just go straight 2 blocks, and you’ll see a traffic light, then turn right. Then you can find the hotel on your right side. そうですか。この道を2ブロック、まっすぐ行ってください。信号機が見えたら右に曲がり、右手にホテルが見えるはずですよ。
- Welcome to the City Hotel.We’ve been expecting for you. シティホテルへようこそ。お待ちしておりました。
- We would like to copy your passport. パスポートのコピーを取らせてください。
- Please fill out this form. こちらのフォームに記入をお願いします。
- Have a pleasant stay. どうぞお寛ぎください。
- Hi. I’m checking in.チェックインをお願いします。
- I have a reservation for 4 nights.4泊で予約をしています。
- I would like to extend my staying one more day. 1日滞在を延長したいのですが。
- Check out please. チェックアウトをお願いします。
ホテルのチェックイン・チェックアウトについては下の記事でたっぷり紹介してます。
良ければチェックしてみてくださいね。
- Hi, may I help you? いらっしゃいませ。
- That’ll be 50 bucks. 代金は50ドルです。
- Where can I get a bus ticket? バスのチケットはどこで買えますか?
To New York ,please. ニューヨークまでお願いします。
I’d like a round-trip(one way) ticket. 往復(片道)チケットをお願いします。
- How much is it from here to New York? ここからニューヨークまでいくらですか?
- What time will the next bus leave? 次のバスは何時に出発しますか。
海外旅行に行くための英語力は中学生レベルあれば充分である理由と、学習法・使えるフレーズについてお伝えしてきました。
もちろん英語力があればあるほど、旅行は楽しく充実したものになります。
それでも一番大事なのは「伝えたい」という熱意や気持ち。
笑顔と相手へのリスペクトを絶やさなければ、何も問題ありません。旅行中に友人もできるでしょう。
迷っているのなら、世界へ飛び出してみることをおすすめします。
2020年は新型コロナの影響により、世界中の国境が閉じるという歴史的な年になってしまいました。
あなたが今この記事を読んでいる時には、元通り自由に行き来ができる世界に戻っていることを願います。
最後までお読みいただきありがとうございました!