英英辞典活用のススメ! 効果的な使い方とメリット・デメリットとは

ひげさん
ひげさん

ぴよさんは知らない単語と出会ったとき、どうやって調べていますか。

学習者ぴよ
学習者ぴよ

え、普通に『【英単語】 意味』とかでググって調べてるよ。

ひげさん
ひげさん

英単語の和訳を調べているということですね。

それでも良いのですが、英英辞典を使ってみるのはいかがでしょうか。

学習者ぴよ
学習者ぴよ

英英辞典…存在は知ってるけど、使ったことないなぁ。

ぼくの学習に役立つのなら、ぜひ使い方を教えてほしいな!

ひげさん
ひげさん

では今回は英英辞典の効果的な使い方について紹介します。


実は『英語の意味を英語で知る』ことは、一石三鳥にも四鳥にもなる成果を発揮するのです。


詳しく見ていきましょう!

こんな方に読んで欲しい
  • 英英辞典をどう使えば良いのか分からない
  • 英語脳を手に入れたい
  • 英英辞典の効率的な活用方法を知りたい

英英辞典にも種類がある

英語の意味を英語で説明するのが、英英辞典ですね。

まず、英英辞典にも種類があるのはご存知でしょうか。

英英辞典には、大きく分けて以下の2種類があります。

  • ネイティブ向けの英英辞書
  • 英語学習者向けの英英辞書

私たち日本人が日本語を国語辞典で調べるように、ネイティブの人たちも英語を調べます。
その時に使うのがネイティブ向けの英英辞書です。

一方で、英語学習者向けの英英辞書というものも存在します。

ふたつの大きな違いは、語義(英単語の意味)の説明に使われている単語の語彙数。

英語学習者向けの英英辞書のほうが、使われている語彙数が断然に少ないのです。

なかでもオススメなのが、Longman(ロングマン) Dictionary

ロングマンでは英語学習者が内容を理解しやすいように、語義の説明に使われる語彙数を2,000語に制限しています。

ひげさん
ひげさん

2,000語というのは、英検3級(中学卒業レベル)程度の語彙数となります。

特に初心者の場合は、語彙数の少ない辞書を選ぶようにしましょう。

英英辞典のメリット

ひげさん
ひげさん

では英英辞典を使うメリットとデメリットは、いったい何なのでしょうか。

英和辞典を使えば、単語の意味は一瞬で分かります。

わざわざ手間をかけて英英辞典で調べるほどの価値があるのか。

私はあると思っています。メリットは以下となります。

  • 英単語の本当の意味が理解できる
  • パラフレーズの学習になる
  • 英語脳の習得につながる
  • 英文を読むことに慣れる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

英単語の本当の意味が理解できる

当たり前ですが、英語と日本語は違う言語です。

「次の英文を訳しなさい」という問題を多く解いてきた学生時代。
その影響からか、私たち日本人はどうしても『英語 ⇔ 日本語』の訳で全てを補えると思ってしまいがちです。

実際には違う言語に訳す過程で、数%分のエッセンスが削ぎ落とされてしまうのです。

違う言語である以上、100%の互換性はありません。

たとえば shake, shiver, tremble は全て日本語で「震える」と訳されます。

それぞれの違いを知りたいとき、英和辞典で調べられる範囲には限りがあります。

そんなときに英英辞典を使うと、細かいニュアンスの違いが理解できるのです。

それぞれ、ロングマン英和辞典で調べた結果が以下となります。

shake

to move suddenly from side to side or up and down, usually with a lot of force, or to make something or someone do this.

if someone shakes, or part of their body shakes, they make small sudden movements from side to side or up and down, especially because they are very frightened, cold, ill etc 

shake は「震える・揺れる」を表す一般的な単語。
大きな力・不安・寒さ・病気などあらゆる状態で体や建物が揺れ動くことを表していると説明されています。

shiver

to shake slightly because you are cold or frightened

shiver は寒さ・恐怖などからブルブルと震えることを表します。

tremble

 to shake slightly in a way that you cannot control, especially because you are upset or frightened

一方 tremble は、怒りや不安などから小刻みに震えることで、自分ではコントロールできないものとされています。

英単語の説明を英語で読むことにより、微妙なニュアンスの違いが読み取れるという意味が伝わりましたでしょうか。

もう少し例を出します。

たとえば sibling という単語。

英英辞典で調べると、下記のような語義が見つかります。

each of two or more children or offspring having one or both parents in common; a brother or sister.

つまり「兄弟か姉妹」。日本語に訳そうとすると、一単語では表せないのです。

また、midnight という単語。どういう意味だと思いますか?

『midnight 意味』とGoogleで調べると『真夜中』と出てきます。

ところが英英辞典では『midnight … twelve o’clock at night.』と表示されます。

つまりmidnight の本当の意味は『夜中の0時ちょうど』なのです。

夜11時や1時は、midnight ではありません。

日本語でいう真夜中は、middle of the night と表します。

英語を話す際・聞く際に日本語が介入してしまうことにより、コミュニケーションに遅れが生じます。

英語をよりネイティブと同じように捉えるため、理解のズレを埋めてくれるのが英英辞典というわけです。

パラフレーズの練習になる

パラフレーズとは「言葉の言い換え」のこと。

英英辞典に掲載されている内容は、要するに以下となります。

見出し語の意義を、できるだけその単語を使わずに説明すること

これはつまり、『言葉の言い換え』をしているに他なりません。

たとえば realize という単語。

ロングマン英英辞典では

to know and understand something, or suddenly begin to understand it

と表示されます。

日本人が単語をド忘れして、

「ほらなんだっけ、あの猫みたいなロボットでねずみが嫌いで…」  ※答え:ドラえもん

と別の言葉を使って説明するのと同様です。

realize という単語が思い浮かばなかったとしても、

I suddenly understand … と言い換えて説明すれば意味は通じるということです。

ネイティブでも適切な単語が思い浮かばないことはあるのです。

私たち英語学習者にとって、英語はパラフレーズの連続。

この力をつけておくことで、実践会話が格段にスムーズになるというわけです。

英語脳の習得につながる

「英語を英語のまま理解し、英語でものを考えられる状態」のことを英語脳と呼びます。

英語脳に関しては下の記事に詳しくまとめてあるので宜しければチェックしてみて下さい。

英語脳の作り方【英語を英語のまま理解できるようになるには】

日本語を介さず英単語の意味を理解しようと努めることは、英語脳を習得する大きな足掛かりとなります。

私たちが日本語をどのように理解しているのかを思い出してみましょう。

聞こえた日本語が名詞であればビジュアル、それ以外の品詞であれば概念のようなものを瞬時にイメージできるはずです。

『英語脳』を習得した状態というのは、日本語と同様に英単語からイメージを直結させることができる状態を表します。

図に表すとこのようになります。

英単語を聞く
“apple”
イメージを連想

反対に、日本語脳での英単語の捉え方は下記となります。

英単語を聞く
“apple”
日本語に訳す
apple ⇛ りんご 
イメージを連想

apple という簡単な単語なので大げさに感じるかもしれませんが、こういうことです。

『日本語に変換』という一手間が入ることで、イメージを浮かべるのに時間がかかってしまいます。

英英辞典を活用することで、日本語が介入するスキを与えないよう脳に働きかけることができるのです。

英文を読むことに慣れる

英英辞典の使用を習慣化すると、英文のリーディングに慣れてきます。

辞書はそもそも、単語の定義をわかりやすく解説するもの。
難解な構文は使われず、シンプルで短い英文で構成されます。

Longman Dictionary など、英語学習者向けの英語辞書を使えば語彙数は2,000字ほど。

「英語の意味を英語で理解できた!」という成功体験を重ねることで、あなたの英語に対する苦手意識は薄れていくはずです。

英英辞典のデメリット

ひげさん
ひげさん

英英辞典を使うメリットについてはご理解いただけたでしょうか。

ただし利点だけではありません。英英辞典を使うデメリットもあるので、紹介いたします。

英英辞典を使うデメリットは、以下となります。

・ある程度の英語力が必須

・効率的ではない

・英和辞典を使った方が良い英単語もある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ある程度の英語力が必須

まず、英英辞典は完全な初心者にオススメできるものではありません。

書いてある内容が理解できなくては、調べる意味がないからです。

とはいえ英英辞典に書かれている英文はシンプルなものが多く、難しい単語はほとんど使われません。

初めは英和辞典と併用して、英英辞典で得られた解釈で合っているかを確認すると良いでしょう。

効率的ではない

英単語の意味が分からないとき、日本語訳であれば数秒で調べられます。

ところが英英辞典では、すぐに正解に辿り着きません。

英語の説明を読み、イメージを膨らませ、全体像を把握する作業が必要となります。
とても効率的とは言えませんね。

英英辞典はどちらかというと、単語を深く理解するための道具。
効率を求めず、学習成果を高めるためのメソッドとして使用するようにしましょう。

英和辞典を使った方が良い英単語もある

日本語であれば一言で言い表せたとしても、英語で説明しようとするとかえって複雑になってしまう単語も存在します。

たとえば constitution という単語。

ロングマンの語義は下記となります。意味を推測してみましょう。

a set of basic laws and principles that a country or organization is governed by.

ロングマンと同様、英語学習者用であるケンブリッジ英英辞典では以下のように説明されています。

a body of fundamental principles or established precedents according to which a state or other organization is acknowledged to be governed.

英英辞典ではこれらの冗長な説明が繰り広げられるところ、英和辞典では「憲法」という単語のみで済みます

このように、フレーズによっては英和辞典を使ったほうが良い場合もあるのです。

英英辞典の入手方法

英英辞典を実際に使ってみたい気分になっていただけたでしょうか。

紙媒体の辞典がひとつあると、パラパラとめくっているだけでも新しい発見があるものです。

先ほどオススメに挙げた、ロングマン英英辞典はこちらです。

書籍を購入しても良いのですが、どうしてもかさばってしまうという場合はスマホでも充分です。

最近の電子辞書には、英和・和英辞典のほかに英英辞典も収録されている場合がほとんど。

またウェブ版のLongman Dictionaryは、無料で使えて便利です。

特に、英英辞書を初めて使う場合は無料のオンライン版から試してみるのがおすすめです。

まとめ:英英辞典で英単語の奥深さを知ろう!

英英辞典の効果的な使い方とメリット・デメリットについて紹介しました。

今まで存在意義がいまいち掴めなかった英英辞典の魅力が少しでも伝わったなら嬉しいです。

単語集などを読んでいてどうしても意味がピンとこなかったり、単語に覚え辛さを感じることがあります。

そんなときが英英辞典の出番。

日本語訳では伝え切れない奥深さを感じてみてはいかがでしょうか。

すでに知っている簡単な英単語でも、改めて英英辞書で調べてみると意外な発見があって面白いものです。

ひげさん
ひげさん

最後までお読みいただきありがとうございました!

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