新型コロナの影響で家にいることがふえたんだ。
友達ともなかなか遊べないから、今度こそしっかり英語勉強をしようと決心したんだけど、なかなか続かないんだよね…。
毎年正月には「今年こそ新しいことに挑戦するぞ!」と決心したはずなのに、いつの間にか元の生活に戻っていた…という経験はありませんか?
英語学習者のなかでどのような悩みが一番多いかというと、
・勉強方法が分からない
・思ったように勉強の成果が出ない
パッと思い浮かぶこのような悩みを差し置いて
「勉強が続かない」ことが多くの学習者にとって悩みのタネなのだそうです。
実は、私も英語の勉強が続かなかった過去があります。
え、ひげさんも? 意外だね!
そうですね。
私自身「なぜ勉強が続けられないのか」を自問自答した結果、勉強を続けられないパターンがいくつかあることに気付きました。
今回はそちらをシェアいたします。
こちらの記事では、なぜ英語学習を続けるのが難しいのか。
そして継続させるためには、どのような要素が必要なのかを一緒に考えていきましょう。
もくじ
英語学習が継続できない理由を、以下13個にまとめました。
それでは詳しく見ていきましょう。
1. 目標が明確でない
「なぜ英語を話せるようになりたいのか?」が明確でないと、どこに向かっていけば良いのか見失ってしまいます。
英語学習におけるゴールを設定しましょう。
たとえば多くのランナーがフルマラソンを完走できるのは、42.195km 先にゴールがあると分かっているからです。
ゴールが何km先か分からなければ、モチベーションの維持やペース配分が難しくなります。
2. 基礎ができていない
実践に入る前に、単語・文法の知識はある程度必要です。
知らない単語ばかりが出てくるドラマを観ても、ストレスになってしまいますね。
これから学習を趣味にしていくためにも、最低限の基礎は身につけておきましょう。
3. 勉強が趣味化していないので楽しくない
ある程度の基礎を固めたら、『英語を学ぶ』のではなく、『英語で好きなことを学ぶ』という方向にシフトした方が良いです。
好きなことであれば継続が容易ですし、『勉強しなきゃ』という義務感ではなく『やりたいからやる』という趣味の一種として捉えられます。
好きなことを学んでいるのと同時進行で、英語力も伸ばせる。
一石二鳥ですね!
たしかに現時点では英語の勉強をするよりもネットゲームをしていた方が楽しいかもしれません。
とはいえゲームをするのは一時的な快楽にすぎないのです。
「将来こうなっていたい自分」から逆算し、現在をどう生きるかを選択していってはいかがでしょうか。
積み重ねた英語学習により「出来なかったことが出来るようになる」時、楽しさを感じられるはずです。
ゲームとは違った種類の楽しさかもしれませんが、そちらの方がより深く、長期的に続く楽しさだと思います。
4. 他のことに気が散る環境にいる
今回のコロナ禍で学んだことが一点あります。
それは選択肢が少ないと、人はひとつのことに集中しやすくなるということ。
「旅行に行く」「友達と飲みに行く」という選択肢がないと分かっていれば、ひとりでも出来ることにフォーカスします。
同様に、「ゲームをする」「TVを観る」といった選択肢を始めから除外してしまうのはいかがでしょうか。
他のことに気が散らなくなり、自分に本当に必要なことのみが残ります。
5. 勉強が習慣化していない
「インキュベートの法則」という習慣化の法則をご存知でしょうか?
簡単に要約すると、「21日間継続したことは習慣化する」という法則です。
人間、新しいことを習慣化させるまでが一番大変です。
- 「通勤の時間には必ず英語のポッドキャストを聞く」
- 「仕事から帰宅した後は必ず単語を50個覚える」
など、考える前に行動を起こすようなルールづくりをしてしまうのはいかがでしょうか。
やらない理由をあれこれ考えて行動しないよりも、考える前に行動して、まずは習慣にしてしまいましょう。
一度習慣化させてしまえばあとは楽ですよ!
6. 勉強仲間がいない
一緒に切磋琢磨できる仲間がいないことも、英語学習を継続させにくい要因となります。
この場合、実際に会える友人でなくてもかまいません。
twitterで『英語学習』などと検索してみると、とても熱心な学習者のアカウントがたくさん見つかるはずです。
彼らをフォローして交流すれば、刺激を受けられることでしょう。
7. ライバルとの差に自信をなくしている
英語がペラペラの人の発信を見て「やっぱり自分には無理だ…」となる気持ちは分かります。
けれども彼らも悩んでいた時期、努力していた時期を必ず経験してきたはずです。
過程を知らずに結果だけを見て落ち込むのは、あまり意味のないことです。
他と比べても、良いことはひとつもありませんね。
まずは自分に出来る範囲で、出来ることからコツコツと継続させていきましょう。
コツコツを積み重ねたうえで、遠くまで歩いてきたことに気付く時がくるはずです。
8. 上達している実感がない
英語にかぎらず、ひとつのスキルを得るには多くの時間が必要となります。
すぐに成長が実感できるようなものではなく、気がついたら少しずつ出来ることが多くなるような種類のもの。
すぐに結果が出ると期待するのはやめましょう。
自分には分からなくても、続けてさえいれば必ず前に進んでいるはずです。
継続さえ出来ていれば良い、と割り切っていきましょう。
9. 間違えることが恥ずかしいと思い込んでいる
我々日本人には『恥の文化』があります。
それは奥ゆかしい側面をもたらすとともに、失敗は恥ずかしいことだというイメージを植え付けています。
最初から完璧に英語を話せる人などいないし、どんどん失敗して良いんですよ!
第2言語として英語を学ぶ人口が圧倒的に多い英語話者は、間違った英語を聞くことに慣れています。
どんどん失敗して、次回に活かしていきましょう。
10. 「自分は何をやっても上手くいかない」と思い込んでいる
「どうせ自分は何をやっても続かないから…」と、自分で決めつけてしまうのは止めにしましょう。
たとえ今まで続けることができなかったとしても、英語学習であれば続けることが出来るかもしれません。
私もそうでした。
何を始めても3日坊主で終わりがちでしたが、英語だけは継続できたのです。
11. 他のことで忙しい
「今は仕事が忙しいから」と、英語学習をできない言い訳にしていませんか?
1日30分の学習時間が取れないほど、本当に忙しいのでしょうか。
通勤時間にも勉強は可能です。
「忙しいと思い込んでいる」ほうが正しいかもしれませんね。
目標とマインドセットがしっかり定まっていれば、いくらでも時間はつくれるはずです。
12. 何をやっていいのか分からない
やりたい気持ちはあるけど、何から始めたら良いのか分からないというパターンです。
そうならないためにも、ある程度はスタートの段階で学習計画を立てておいた方が良いですね。
下の記事に『英語を話せるようになるためには何をするべきか』をまとめていますので、宜しければ読んでみてください。
13. 英語を覚えてもどうせ話す機会がないと思っている
「日本から出る予定もないので、覚えても無駄になってしまうから…」と思う方もいるかもしれません。
英語を話す機会はそんなにないのかもしれません。
けれど確実に、英語が話せることで可能性は広がります。
今まで話せなかったような人と話せるようになり、選ぶことのなかった選択肢を選ぶようになります。
こちらの記事では、英語が話せるようになると起こる変化について解説しています。
『英語の勉強が続かない13の理由』をお伝えし、継続に必要な心構えを説明してまいりました。
いかがでしたでしょうか。
ここに挙げた13の項目に共通するのが、「人間の弱さ」です。
『ホメオスタシス』という言葉をご存知でしょうか。
日本語で『恒常性維持機能』というのですが、要するに「環境が変化しても身体の状態を元の安定した状態に戻そうとする機能」のことです。
このホメオスタシスが人間には備わっているおかげで体調を安定できているのです。
しかしデメリットもあります。
この機能により、人間は基本的に変化を嫌がるように出来ているということです。
新しいことを継続させるには、この機能に打ち勝つ必要があるのです。
先ほど『5. 勉強が習慣化していない』の項目でお伝えしたインティべートの法則を利用して、目標を設定した上で21日間継続してみましょう。
ホメオスタシスに打ち勝った時にはじめて英語学習が新たな習慣となり、継続することが可能となるのです。
最後までお読みいただきありがとうございました!