ぼくは英会話学校に行かずに英語学習をしているんだけど、たまに「独学じゃ英語を話せるようにならないんじゃないか?」って不安になるんだ。
結局、留学とかで外国に長期滞在しないと難しいんじゃないのかな。
ひとりで勉強を続けるのは限界があるのではという疑問をお持ちなのですね。
私自身、英語学習についてはほとんど全てを独学で学びました。
海外経験はありますが、語学学校に通ったことはありません。
結論として、独学でも英語を習得することは可能だと私は確信しています。
今回は英語の独学は無理ではないというテーマで、継続する方法についてお伝えしていきます。
- 英語を独学で続けても、話せるようにならないのではないかと思っている
- 結局、留学とかで長期滞在しないと難しいのではないかと思っている
- ひとりで勉強を続けるのは限界があるのではないかと思っている
もくじ
うーん、そうなのかな。
ぼくのまわりで英語が話せる人もいるんだけど、みんな留学経験があったり帰国子女だったりするんだ。
明らかにレベルが違うと感じて、自信をなくしてるよ。
確かに、日本人で高い英語力を持つ方の多くは、長い海外経験を持っていたり語学学校に通っていたりであるのは事実です。
ただ、そういった環境にいなくても高い英語力を身につけた人はたくさんいます。
彼らに共通するのは、地道な自主学習をたくさんしてきたということです。
そっかぁ…。結局は自分がどれくらいの時間を投資してきたか、ってことなのかな。
そうですね。
語学学校に通っていたとしても、本当に大事になるのは自分で学習する時間です。
そこでいかに正しい方法で勉強ができるかで差がつきます。
英語は誰かから教わるから話せるようになるものではなく、みずから勉強して話せるようになるもの。
独学でも英語は身につくのか?ではなく、独学だからこそ英語は身につく、というのが私の考えです。
独学だからこそ、英語が身につくかぁ。
たしかに『英語は教えてもらうもの』という意識があったかもしれない…。
そして優良な映像教材が手軽に手に入る現代こそ、より独学の重要性・再現性が高まっているのです。
英語を独学でマスターするのは無理ではない理由を、3つに分けて紹介いたしますね。
英語の基礎知識は独学でなければ養えないから
単語・文法・発音など基礎になる部分は、自分でコツコツと学習しないと身につきません。
語学学校に通っていたとしても、実際は学校にいない時間の方が多いですね。
その間自分に足りない部分を検証し、自力で学習を進めることが何より大切です。
私自身、ワーホリでオーストラリアにいた時には学校に通っていなかったので、日本でやっているのと同じような勉強を毎日していました。
いわゆる参考書を使ってコツコツと、ということです。
唯一海外にいて恵まれていると感じたのが、「覚えた表現をすぐに試せる外国人が周りにたくさんいた」ことでした。
海外経験が長い人も、留学した人も独学によって英語力をのばした部分が大きいはずです。
なぜなら「必ず英語を話せるようになる!」という自らの意思で学習することが必須だから。
「海外に行けば英語が勝手に話せるようになる」というのは幻想にすぎず、実際にはどれだけ地道な学習を積み重ねてきたかが重要なのです。
インターネットを駆使できるから
独学によって英語を習得しようとする時、問題になったのが
- アウトプットする話し相手がいない
- 生の英語を聞くためにはコストが掛かったり、手間がかかる
- 一緒に勉強する仲間がいない
ということでした。
しかし現代、英語を学習している方にとって問題ではありません。
オンライン英会話はどんどん便利になっていますし、英語習得をめざす仲間と繋がることもできるからです。
そのまま生活で使えるような英語ばかりの、映画や海外ドラマが定額制で観放題の時代だからです。
日本人にとって不足しているスピーキングとリスニングの経験を、現代はネットを通して得ることが簡単になりました。
独学をはじめるのに、今ほど環境の整った時代はないということですね。
日常会話までの英語習得であればそこまで難しくないから
日常会話レベルまでの習得であればそこまで難しくないと私は考えています。
目的をもち、正しい学習方法を継続してさえいれば習得は可能だからです。
日常会話を不自由なくできるレベルまでであれば、1年間学習を続ければ到達可能です。
『英語は難しい』という思い込みを捨てましょう。
私たちにとって英語は受験科目のひとつであり、テストで高得点を取るための勉強をしてきました。
そしてそれは『英語が話せるようになるための勉強』ではありませんでした。
学生時代に勉強した経験から、多くの日本人のなかには『英語を習得することは難しい』という思い込みがあるのです。
思い込みを捨て、継続することのみにフォーカスすれば必ず英語力は上がっていきます。
英語を独学で習得するのは無理ではない理由はご理解いただけましたでしょうか。
では独学での英語学習を継続するために、なにが必要なのか。
6つに分けて紹介していきます。
『英語が話せるようになった後の自分』をイメージする
英語を自由自在にあやつっている自分自身をイメージしてみましょう。
英語が話せるようになればどんな人生が待っているのか。
具体的に想像してみましょう。
そうすることにより、「なぜ英語を勉強するのか」という根本を再確認できます。
他の人と比べても意味はないと気付く
英語が話せる人と比べて「自分はやっぱりダメだ…」となる気持ちは分かりますが、それはあまり意味のないことです。
彼らが英語を話せるようになったのは、コツコツと地道な努力をしてきたから。
他の人と比べるのではなく、つねに自分のベストを尽くすことにフォーカスしましょう。
モチベーションを維持しながら継続さえできていれば、英語の習得は可能です。
何歳から始めても遅くはないのです。
モチベーションを保つために目標を設定する
- 外国人の友だちともっと深い話ができるようになりたい
- 海外旅行をもっと楽しみたい
- 今年はTOEICで700点を取る
など、『英語を使って何をしたいのか』という具体的な目標を設定しましょう。
これから地道な学習を毎日続けることになるため、目標がないと行き先を見失ってしまいがちになります。
目標という光があることで、暗い道を歩いていけるのです。
『アハ体験』に注目する
英語学習を地道に続けていると、
- 今までよりもはっきりとリスニングができるようになった
- 言いたかったことを的確に言葉にできた
など、ちょっとした成長を感じる時がかならず訪れるはずです。
そうした『アハ体験』(何かに気づいたことを感じる体験)に喜びを得ることで、これからの英語学習がより楽しくなっていきます。
「英語力は急には上がらない」と理解する
人間は何かをはじめると、すぐに結果を求める性質があります。
語学は一朝一夕で結果がでるものではなく、数ヶ月続けてはじめて成長を感じられるもの。
「結果はすぐには出ない」とはじめから理解しておくことで、継続のみにフォーカスできるようにしましょう。
勉強時間をつくるために、『やめること』を見つける
あなたが社会人である場合は特に、「勉強する時間がない」ことが問題だと思います。
会社から帰宅し、疲れて寝てしまう毎日では『独学なんてムリだ〜』という状況になる気持ちは分かります。
1日が24時間しかないのはずっと変わりません。
勉強時間を新たに捻出するためには、『何かをやめる』必要があります。
たとえば
- 通勤電車のなかでゲームをしている時間を単語の暗記にあてる
- 休憩時間に寝るのをやめて、リスニングの学習をする
- 帰宅後YouTube を観る時間を減らし、海外ドラマを使った英語学習をする
などから始めてみるのはいかがでしょうか。
1日2時間の学習時間を確保して継続できれば、1年後にはかなりの英語力がついているはずです。
では、独学で英語力を上げるための学習方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
学習のプランをたてる
どんな目標を設定して、どのように学習していくのか。
大まかなプランを立ててみましょう。
そうすることで、これから地道な学習を進めていくなかで『自分の現在位置』が分かるからです。
下の記事では『英語が話せるようになるまで』の大まかなプランや学習方法を紹介していますので、参考にしてみてください。
基礎をかためる(単語・文法・発音)
中学レベルまでの基礎(単語・文法・発音)は、これからどのような学習方法をするにせよ必要となってきます。
応用をする前に、まずはしっかりとした地盤を固めましょう。
海外ドラマ・映画を使った学習
少し前までは
- 生の英語を聞くために高額な商材を買う
- 映画をたくさん観るためにTSUTAYAに行き、出費がかさむ
ことが当たり前でした。
現代では、毎月1000円ほどの定額でコンテンツが観放題のサービスがたくさんあります。
活用しない手はないのではないでしょうか。
下の記事では海外ドラマ・映画を使った英語学習方法を紹介しています。
Youtube など、無料の映像教材を使った学習
インターネットが高速になり、動画がより身近な時代になりました。
Youtube には『教育系Youtuber』として、様々なジャンルで役立つ情報を発信し続けているチャンネルがあります。
今回は例として、日本人Youtuber のatsueigo さんを紹介させていただきます。
「ネイティブと同じレベルの英語を話す」という異常なまでのストイックさで見事な英語を身につけてきたatsuさん。
上の動画では、論理的に『英語を話せるようになるまで』を解説しています。
このように日本人のチャンネルを観て学習方法を確認するのも良いですし、ネイティブのチャンネルで生の英語を聴き、シャドーイング練習をするのもおすすめです。
シャドーイングについては下の記事で説明しています。
TOEIC のハイスコアを目指した学習
英語学習にとって目標設定は本当に大切です。
目標設定としておすすめしたいのが、TOEIC でハイスコアを目指すこと。
自分の成長が目に見えて分かりやすいですし、スコアアップは自信につながります。
TOEIC の点数が高いからといって英語が話せるとは限りませんが、転職活動ではまだまだ有利に働きます。
TOEIC 学習に特化したYoutube チャンネルもたくさんありますので、独学の助けとなってくれます。
オンライン英会話
英語を話せるようになるためには、覚えた(インプットした)知識を実際に口から出す(アウトプット)必要があります。
バランスとしては、
- インプット:3
- アウトプット:7
くらいの比重が最適であると言われています。
以前は日本にいながらアウトプットをする機会を見つけるのが難しかったですが、現代はオンライン英会話が解決してくれます。
「まだ話せる自信がない…」と、一歩を踏み出せずにいる気持ちはよく分かります。
それでも講師たちはそういった生徒を相手にすることには慣れていますし、こちらが気まずくならないように会話を進めてくれます。
目的に沿ったコースを選べるようになっており、完全な初心者向けのコースもありますのでまずは無料体験を試してみてはいかがでしょうか。
ネイティブキャンプ は予約不要、月額6480円で24時間365日、無制限でマンツーマン英会話のレッスンが受けられます。
無料トライアルにお申し込み後、7日間無料で話し放題です。
オンライン英会話は比較的新しい形態のサービスなので、さまざまな不安があるかもしれません。
下の記事でそういった不安を解消する手助けをしていますので、良ければチェックしてみてください。
独学によって英語を習得することは可能である理由と方法について、お伝えしてきました。
繰り返しになりますが、現代ほど英語学習を独学する環境に恵まれた時代はないと思っています。
海外に行かなくても、必要以上にコストを掛けなくても英語を習得しやすい時代です。
まずは「こうなりたい!」という目標を見つけ、一歩目をスタートしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!