いつも「今年こそは英語をがんばろう!」って思うんだけど、いつも3日坊主になるんだ…。
何か英語学習を続けるコツはないかな。
英語学習を「習慣化」してみましょう!
私はtwitterで、僭越ながら「継続化アドバイザー」として発信しています。
筋トレ・インデックス投資・栄養重視の食事など、次々と習慣化させることに成功しているうちに、共通のコツがあることに気付きました。
さすがひげさん! 何をやっても飽きてしまうぼくとは違うね。
いえいえ、みんなが挫折するのも無理はないのです。
こちらの記事を読めば、英語学習をコツコツ継続し、習慣化する方法が理解できますよ。
それではいってみましょう!
- 英語学習を習慣化できない
- 英語学習がいつも続かない
- 英語に対するモチベーションが上がらない
もくじ
まずは結論からお伝えしましょう!
私が考える「英語学習を習慣化させるコツ」は、以下の11個です。
それぞれ詳しくみていきましょう!
まずお伝えしたいのが、「モチベーションをあてにしない」のが大切ということです。
あなたもご経験があるのではないでしょうか。
「今年こそは英語をマスターするぞ!」
と新年の目標を設定していたはずなのに、
「今日はやる気がでないからやめておこう」
と、休むようになってしまいそのままズルズル…。
はじめは毎日続けていた勉強が2日に1回、1週間に1回、1ヶ月に1回…となり、最後には目標のことすら忘れてしまう。
私も以前はそうでした。
それでも、ある事実に気付いてから継続・習慣化に次々と成功するようになったのです。
それは
「人はモチベーションがあるから行動するのではなく、行動するからモチベーションが上がる」
ということ。
やる気が上がるのを待ってから行動していても、一向にそのときは来ません。
モチベーションというのはあるにこしたことはないですが、気分や状況によって浮き沈みする不安定な要素です。
まずはあれこれ考えずに行動してみること。
すると学習しているうちに、不思議とモチベーションもついてくるのです。
これはもう、人間の仕組み上そのようにできているのです。
「モチベーションを頼りにしない」ことを念頭に置いておきましょう。
「最初の2・3日だけはやったんだけど、その後が続かなくて…」という経験、あなたも心当たりがあるのではないでしょうか。
人間の脳の仕組み上、「最初の1週間がもっともしんどい」というのを覚えておきましょう。
というのも、人間には「新しい変化に抵抗し、いつも通りを維持しよう」とする本能があるからです。
これをホメオスタシス(恒常性維持機能)といいます。
このホメオスタシスが人間には備わっているおかげで体調を安定できているのですが、同時にこの機能により人間は変化を嫌がるように出来ています。
つまり人は現状維持を好むのです。
最初の7日間を上手に乗り切れたら、「一番辛いときは過ぎた」という意識をもちましょう。
始めの1週間は特に、どんなことがあっても行動を途切れさせないことだけに集中することが大切です。
英語学習を習慣化するために、「いつ」「どこで」「何を」勉強するかをあらかじめ決めておくと良いです。
モチベーションに影響されずに行動を継続させるには「仕組み化」が必要だからです。
たとえば
- 通勤中はリスニングの練習
- 休憩中は文法の学習
- 寝る前には単語を20個覚える
など、具体的に学習内容を決めておくと、勉強に取り掛かるまでの迷いがなくなるのです。
つまり生活を「仕組み化」して、「このときにはこれをやるんだ」と体と脳に覚え込ませるイメージです。
習慣化のコツとして「まず行動すること」が大切だとお伝えしました。
始めるとき「なにを勉強するか」を決めていないことは、行動を開始する妨げとなるのです。
数秒の迷いが「やっぱりやめておこうかな」という迷いに繋がってしまうので、はじめから選択肢を減らしておきましょう。
行動をいつまで続ければ習慣化できるのか? という疑問ですが、まずは1ヶ月続けることを目標としましょう。
こちらは人気のTEDトークで、「30 days challenge」というものです。
3分弱のプレゼンなので、ぜひ観てみてください。
話者が新しい習慣を取り入れるために行った方法は、いたってシンプル。
「自分の人生に追加したい行動を、とにかく30日間つづけてみる」というチャレンジをしたのです。
人はどんなことでも、3週間続けると習慣になるといわれます。
これは「インキュベートの法則」という習慣化の法則によるもの。
行動心理学では有名なので、ご存知の方も多いかもしれません。
はじめは意識的にやっている状態でも、21日間に近付くにつれて徐々に無意識の状態になっていくというのが、この法則のエッセンスです。
インキュベートの法則を意識的に実践し、ストレスなく英語学習を習慣化させていきましょう。
白紙のカレンダーを印刷し、自分の行動を記録してみましょう。
自分の行動を可視化すると、続けるモチベーションにつながるからです。
また記録に残すことで、行動を自己管理できるようになります。
ご参考までに、私が筋トレを習慣化させたときの記録をご紹介します。
毎日筋トレをするたびに、カレンダーに印をつけていきました。
毎日集中すべきことは、カレンダーに印をつけていくことのみ。
そしてそれを途切れさせないことのみが目標となります。
効果はテキメンで、「今日はやめておこうかな」といった迷いがなくなりました。
はじめから「やらない」という選択肢はないからです。
英語学習にももちろん応用可能。
印だけでなく、「単語×20,文法書5ページ、リスニング1時間…」などと進んだ成果を記録していくのも良いでしょう。
ぜひ取り入れてみてください!
英語学習を習慣化させるために大切なのが、「1日ごとのハードルを上げすぎない」ことです。
今まで「毎日とにかく続けることが重要!」と伝えてきましたが、
それができるなら、とっくにやってるよ
と感じていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
ただ、今までの項目で私は「1日にどれくらい勉強するべきか」というのには言及していません。
仕事で忙しいとき、疲労がたまっているとき。
「今日は勉強する気分じゃない」と思ってしまう日も時にはあるでしょう。
しかし、1分でも良いので毎日必ず勉強するようにしましょう。
1日ずつのハードルを上げすぎると、重荷になってしまいます。
「1分でも良いからとにかくやろう」という気持ちでいれば、先ほどお伝えした『行動後のモチベーション』によって思いのほか勉強できてしまうものです。
現状のレベルやライフスタイルに合った、無理のない目標から始めていきましょう。
最初の目標が達成できたら少しずつハードルを上げていく、という方法が有効です。
何より、「全く勉強できなかった」という日を作らないことが大切なのです。
「いつまでに何をしたいか」という具体的な目標と期限を明確に決めると、行動に移しやすくなります。
また
- 「英語ペラペラになる」
- 「できるかぎり頑張る」
といった曖昧な目標では、自分がどこに向かっているのか見失ってしまいます。
たとえば「3ヶ月後のTOEICで600点を取る!」と決めたのならば、その目標にむけて日々をルーティン化させましょう。
長期的な目標を設定しても、やるべきことは日々の積み重ね。
地道にコツコツと続けるのみが、自分を成長させる唯一の方法だという認識が大切です。
これをしたら必ずスタートする、という仕組みをつくってしまうことをおすすめします。
何事も、始めるまでが一番しんどいものですね。
一方で、始めてしまえば慣性が働くので、あとは流れに身をまかせてしまえば良いのです。
だからいかにして始めるかが重要です。
たとえば私は
- デスクに座ったら勉強する
- ジョギングしているあいだに、リスニングをする
- 休憩時間にはオンライン英会話をする
など、「これをしたら必ず始める!」とルールを決めていました。
自分のなかのスイッチを入れるイメージです。ぜひ取り入れてみてください。
英語学習の習慣化に効果的なのが「ご褒美」です。
英語の成長は目に見えず、捉えにくいもの。
ですので細かくハードルを設定し、そのハードルを超えたとき自分にちょっとした「ご褒美」を与えていくのです。
たとえば
- 1日15分の勉強を、1週間続けられたらビールが飲める
- 1日のタスクをすべて終了したら、あとは自由に時間をつかって良い
- 次のTOEICで800点を取れたら好きなものを買って良い
などなど。
「小さな成功体験」を自分に与えながら、バランスを取っていくことが大切です。
英語学習はもちろん、筋トレやダイエットなど、多くのチャレンジに共通するのが「すぐに結果は出ない」というかなしい事実。
これこそ、多くの人が継続できない理由です。
数日続け、1ヶ月続けたとしても、変化がない日々…。
すぐに劇的な効果が表れるわけではありません。
結果を出す方法は、少しずつ継続を積み重ねていくのみなのです。
しかし毎日続けていくことで得られるのが、複利の力です。
ひたむきに頑張っていれば、報われるときが必ず訪れます。
ブレイクスルーを経験し、ふと後ろを見返すと「こんな距離を歩いてきたのか」と驚きます。
「すぐに結果は出ない」とあらかじめ理解していることで、長期的な視点が得られるのです。
英語に接する環境を、自ら作りだしてみましょう。
ネイティブの子供たちは机にむかって英語学習をする前から、実践的な英語が身についています。
一体なぜでしょうか?
それは「つねに英語に触れる環境にいる」から。
日本で暮らしているかぎり、日常生活ではなかなか英語に触れる機会は訪れません。
そこで自ら「英語環境をつくっていく」ことが大切なのです。
たとえば
- 単語帳や参考書がつねに手の届く範囲にある
- スマホのホーム画面に、英単語アプリを置いている
- ドラマや映画、YouTubeは必ず英語版を観る
など。
身近なものから、英語に触れられる環境をつくりだしていきましょう。
また、英語はあくまでコミュニケーションの道具であり、机に向かっているだけで実践的な英語は身に付かないもの。
自分の成長を客観視するためにも、定期的に英語でコミュニケーションを取る機会をもつことが大切です。
たとえば
- 英語を勉強する友だちを見つける
- 英会話教室に通い始める
- 英語を話すコミュニティに参加する
- オンライン英会話をはじめる
など。
みずから積極的に厳しい環境へ飛び込んでいく覚悟が大事です。
特にコロナ禍の現在、自宅で気軽に英会話の実践ができるオンライン英会話はとても便利です。
オンライン英会話に「興味はあるけど、始める勇気がでない…」という方はぜひこちらの記事を読んでみてください。不安解消の一助となるはずです。
英語学習を継続し、習慣化させるコツを11個ご紹介してきました。
まとめると
- 1. モチベーションを頼りにしない
- 2.「人は現状維持を好むもの」と理解する
- 3. 「いつ」「どこで」「何を」勉強するかを決めておく
- 4. ひとまず1ヶ月続けてみる
- 5. 成果を記録する
- 6. ハードルを上げすぎない
- 7. 具体的な目標をもち、期限を設定する
- 8. 「スイッチを入れる仕組み」をつくる
- 9. 自分へのご褒美を準備する
- 10. 「すぐに効果は表れない」ことを知っておく
- 11. 英語環境をつくる
以上となります。
英語は、日々の積み重ねと継続で確かなものへと変わっていきます。
これは英語に限らず、すべてのスキルで同じことが言えますね。
コツコツと継続する以外に、スキルを習得する方法はないのです。
これは今から2000年以上前の、アリストテレスの言葉です。
習慣の大切さは、古くから認識されていた本質的なもののようですね。
「毎日勉強する」と聞くと少しハードルが高いように感じますが、実際はそんなこともないのです。
一度習慣化してしまえば、「それをやらない日はソワソワする」「少しでもやった方が落ち着く」といった心理状態に変わっていきます。
それでも「どうしても続かない!」という方は、関心のあることや好きなことを英語学習とミックスしてみるのも良いでしょう。
それなら習慣化もしやすいですよ。
こちらのサイトでは、さまざまな勉強法を紹介しています。
「まだ自分に合った勉強法がわからない…」とお悩みの方は、他の記事もチェックしてみてくださいね。
例として関連記事を貼っておきます。
ここまで、英語学習を継続・習慣化させていくのが大事というお話をしてきました。
とはいえ、毎日続けるのは本当に大変ですよね。
そこで習慣化の専門書を読んで、習慣を身につける方法を学ぶのが一番オススメです。
私が参考にした習慣化の本はこちら。
スティーブン・コヴィー著『 7つの習慣』。
世界的なベストセラーなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
習慣化する方法を、たくさんの実例をまじえながら論理的に説明されていて実用的です。
読んで損はない一冊ですよ。
それではまた!
最後までお読みいただきありがとうございました!